マルタのミツバチが半減の危機|猛暑でスズメバチが大発生の最新ニュース
Times of Malta報道によると、記録的な猛暑と気候変動の影響で大発生しているオリエンタル・ホーネット(Vespa orientalis)によるミツバチ襲撃と、養蜂業・生態系への深刻な被害を伝えているそうです。
マルタ国内の養蜂家や生物専門家から、捕食者である「オリエンタル・ホーネット(ヒメスズメバチ / Vespa orientalis)」の異常発生により、マルタ固有のミツバチ(Malta Honey Bee)の個体数が最大で半減(50%減少)する恐れがあるとして強い警鐘が鳴らされています。
長引く猛暑と気候変動の影響によりスズメバチの繁殖期が長期化しており、養蜂業や島の農業・生態系全体への打撃が懸念されています。
猛暑が生んだ「スズメバチの猛威」と壊滅的被害
養蜂家らの証言によると、今年のスズメバチの発生規模は記録的な被害を出した2022年(巣箱の約70%が被害を受けた年)に匹敵する極めて深刻なレベルに達しています。
- 1日1,000匹捕獲しても追いつかない:ある養蜂家は蜂場に多数のトラップ(捕獲器)を設置し、毎日約1,000匹ものスズメバチを捕獲しているものの、「捕獲速度を遥かに上回るペースで押し寄せており、到底抑えきれない」と窮状を語ります。
- 巣箱ごとの全滅(全滅被害):スズメバチはミツバチの巣箱(ハイブ)を襲撃し、ミツバチを喰い殺して蜂蜜や幼虫を強奪します。これにより、多くの巣箱が全滅の危機に瀕しています。
- 42℃の猛暑による二重苦:気温が42℃に達するような過酷な猛暑自体がミツバチの体力を奪う中、スズメバチの猛攻が重なることで、ミツバチ群(コロニー)の維持が限界に達しています。
10月まで続くと予想される被害と広がる懸念
例年であれば秋の気配とともにスズメバチの活動は収束に向かいますが、近年の高温傾向により、少なくとも10月まで大量発生が続くと予測されています。
専門家は「これは単にハチミツが作れなくなるという養蜂家だけの問題ではない。ミツバチによる受粉が減れば、マルタの農作物や野草の繁殖が害され、島全体の農業や自然環境に不可逆的なダメージを与える」と指摘。
マルタだけでなく欧州全土で同様の捕食性昆虫の問題が深刻化する中、行政による公的な駆除支援やトラップ設置の強化、気候変動対策を求める声が急速に高まっています。
💡 「118日ぶりの秋の雨予報」や「連日の猛暑警報(36℃〜40℃超え)」と直結する「気候変動・猛暑がマルタの自然環境や食料(ハチミツ・野菜)に与えるリアルな影響」を伝える環境ニュースになります。
✍️ 「マルタの自然や特産品に関わるとっても深刻なニュースが入ってきました。
今年の過酷な猛暑の影響で、ミツバチ天敵である『オリエンタル・ホーネット(スズメバチ)』が大発生しており、マルタのミツバチが半分近くまで減ってしまう危険が指摘されています!
養蜂家さんたちが毎日1,000匹以上捕まえても追いつかないレベルで、ミツバチの巣箱が襲われて全滅してしまうケースが相次いでいるそうです……。
マルタ産の純粋ハチミツ(Malta Honey)は、お土産としても大人気の名産品。さらにミツバチが減ると、お野菜や果物の受粉ができなくなって島全体の農業にも影響が出てしまいます。
これまでお伝えしてきた『118日ぶりの秋の雨』で少しでも気温が下がって、蜂たちが元気になることを祈るばかりですね!」