ダフネ氏の追悼集会が急遽中止|マルタの政治的緊張と安全リスク
マルタの著名な非政府組織(NGO)であり市民団体の「Repubblika(レプブリカ)」は、2017年に暗殺された反汚職ジャーナリスト、ダフネ・カルアナ・ガリジア(Daphne Caruana Galizia)氏の崩壊から数年が経過した現在も毎月続けられてきた月例の追悼集会(ビジル)を、今月は急遽中止すると公式に発表しました。
中止の背景:特定の声明と緊迫する政治リスク
Repubblikaの発表によると、今回の異例の中止判断は、ここ数日間に国内の政治指導者や関係者から出された「特定の公式声明や社会的発言」を重く受け止めた結果です。
詳細な声明の内容への直接的な言及は避けつつも、団体側は「現在、特定の政治的緊張や対立が扇動されており、追悼集会を開催することが参加者の安全を脅かすリスクがある、あるいはイベント自体が不当な政治的プロパガンダ(攻撃対象)に悪用される危険性が極めて高いと判断した」と説明しています。
ダフネ・カルアナ・ガリジア事件とは?
マルタ留学や観光で長期滞在する上で知っておくべき重要な歴史として、ダフネ氏は政府高官の汚職やマネーロンダリングをブログで暴き続けた人物です。2017年に自家用車に仕掛けられた爆弾により暗殺され、この事件はマルタの国際的な信用や治安イメージを大きく揺るがし、大規模な首相退陣デモにまで発展しました。
それ以来、首都ヴァレッタ(Valletta)の法廷前にある記念碑では、毎月彼女の命日に合わせて、言論の自由と正義を求める追悼集会が市民の手で厳粛に行われてきました。
団体側の声明と今後の姿勢
Repubblikaの代表は、「集会という形でのイベントは一度中止するが、ダフネ氏の遺志を継ぎ、マルタの正義と法の支配を求める私たちの戦いが終わるわけではない。市民の皆さんは、それぞれ静かに追悼の意を捧げてほしい」と述べ、社会の過度な分断や偏見に対して冷静に対応するよう呼びかけています。
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ヴァレッタの街を歩いていると、グレート・シージ記念碑(Great Siege Monument)の前に彼女の写真や花が常に飾られているのを目にします。「あの場所は一体何だろう?」と思っている留学生や観光客は非常に多いため、現地の歴史と社会のリアルを知るコラムとして深い価値を提供できます。
✍️ 一言案: 「マルタの首都ヴァレッタのメインストリートを歩いていると、裁判所の向かい側にたくさんの花や写真が飾られた記念碑があるのを見たことがありませんか?
あれは2017年に車の爆破テロで暗殺された、マルタの超有名ジャーナリスト『ダフネ・カルアナ・ガリジア』氏の追悼の場所です。彼女はマルタ政府の汚職をブログで次々と暴露していたため、命を狙われてしまいました。この事件はマルタの歴史を大きく変えた大事件です。
それ以来、毎月市民による追悼集会が開かれていたのですが、なんと今月は『政治的な緊張が高まっていて危ない』という理由で急遽中止になりました。 マルタは普段とても治安が良く穏やかな島国ですが、こうした政治や言論の自由を巡る問題では、今でも裏で激しい議論や対立が続いています。街で見かける風景の背景にある現地のリアルな歴史、ぜひ滞在中に少しだけ知ってみてくださいね」