マルタの海でボート衝突事故の危機|ダイビング時の注意点と安全マナー
マルタ近海で活動するフリーダイバーやスピアフィッシャー(水中銃で魚突きをするダイバー)のコミュニティが、近年ボートやジェットスキーの無謀な運転による「衝突寸前のニアミス事故」が多発しているとして、すべてのボート運転手に対して水上の安全管理とダイバーへの配慮を強く求める緊急の呼びかけを行いました。
命を脅かす「認知不足」と猛スピード
ダイバーらによると、夏のピークシーズンに入り、レンタルボートや民間クルーザー、ジェットスキーの数が急増する中、海面下に人がいることを想定していない無謀な運転が目立っているとのことです。
特に問題視されているのは、ダイバーが自身の位置を周囲に知らせるために必ず浮かべている「ダイビングブイ(赤い浮きに白の斜めラインが入ったアルファ・フラッグなど)」の存在が、ボート運転手に完全に無視、あるいは見落とされている点です。
あるベテランダイバーは、「時速数十キロの猛スピードで走るボートが、自分の頭の上をかすめて通り過ぎていったことが何度もあった。船外機のプロペラに巻き込まれれば、確実に即死するか手足を失う大怪我を負う。海を楽しむのは自由だが、私たちの命がかかっていることを忘れないでほしい」と悲痛な現状を語っています。
法律で定められたルールと現状の課題
マルタの法律(Transport Maltaの規定)では、ダイビングブイが浮いている場所の周囲(通常100メートル以内)は、ボート側が十分に速度を落とすか、距離を取って迂回しなければならないと定められています。
しかし、ルールを知らない未経験の観光客が気軽にボートをレンタルして運転しているケースや、地元の運転手であっても前方不注意で走行しているケースが多く、ルールが形骸化しているとダイバーらは指摘。当局に対して、水上警察による取り締まりの強化や、ボートをレンタルする際の安全教育の徹底を求めています。
ダイバーコミュニティは、「海はみんなのもの。ボートを運転する時は、海面に浮かぶ小さな赤い旗やブイがないか常に前方を注視し、見つけたら必ずスピードを落として大きく避けてほしい」と強く結びました。
✍️ 一言: 「夏のマルタで海を満喫している皆さんに、とっても重要な安全のお話です! 最近、現地でダイビングやシュノーケリングをしている人たちから『猛スピードのボートにひかれそうになって本当に危ない!』という悲痛な訴えが上がっています。
もし皆さんが海で泳ぐ際、周りにボートがビュンビュン走っているエリア(スリーマの岩場や人気の入り江など)では、あまり沖まで出すぎないように十分注意してください。 また、もし友達同士でボートをレンタルして運転する機会がある方は、海面に『赤い浮き(ダイバーがいるサインの旗)』を見つけたら、絶対に速度を落として遠くを迂回してください。小さなルールですが、誰かの命を守る大切なマナーです。お互いに気をつけて、安全に最高の夏の思い出を作りましょう!」