ゴゾ島沖でダイバー救助事故|マルタ軍ヘリで病院へ緊急搬送
マルタの姉妹島であるゴゾ島(Gozo)の沿岸で、ダイビングをしていた外国籍のダイバーが海中で深刻な体調不良(溺れかけるトラブル)に陥り、マルタ軍(AFM)の航空部隊による劇的なヘリコプター救助作戦が展開されました。
事故の発生と現場の緊迫
事故が発生したのは、ゴゾ島周辺のダイビングスポットです。被害に遭ったダイバーは、海中を潜航している最中に突然、呼吸困難やパニック、あるいは減圧症(潜水病)などの深刻な身体的トラブルを発症したとみられています。
バディ(一緒に潜っていた相棒)や現場のダイビングボートのスタッフによって即座に水面へと引き揚げられましたが、自力での移動や港への帰還が困難なほど容態が緊迫していたため、すぐにマルタの救難調整センター(RCC)へ緊急通報が入りました。
マルタ軍(AFM)によるヘリコプター救助
通報を受け、マルタ軍(AFM:Armed Forces of Malta)の爆発物処理班や救助チームが即座に出動。同時に、AFMの救難ヘリコプターが現場の海域へと急行しました。
ヘリコプターは激しい波や風のなか、ダイバーが救助を待つボートの真上にホバリングし、救助員を降下させてダイバーをストレッチャー(担架)ごと機内へと吊り上げる「ウィンチ救助」を迅速に敢行しました。
病院への緊急搬送と治療
ヘリコプターに収容されたダイバーは、港を経由することなく直接、マルタ本島にあるマザー・テレサ病院(Mater Dei Hospital)のヘリポートへと空送されました。
病院に到着後、待機していた専門の医療チームによって、高気圧酸素治療(減圧症の場合に使用される特殊なカプセル治療)や緊急処置が行われました。現時点でダイバーの詳しい容態(重傷かどうか)は公表されていませんが、病院での治療が続けられています。
地元当局は、「マルタの海は素晴らしいダイビング体験を提供してくれるが、体調の自己管理や、現地の水流・水深に対する正しい知識が不可欠である」と、改めてレジャーの安全確保を呼びかけています。
💡 アドバイス
少し前の「ボートとダイバーのニアミス」や「ブルーラグーンの溺水事故」に続き、こちらも夏の海に関する安全のニュースです。特にゴゾ島は「ブルーホール」をはじめとする有名な潜水スポットが多く、体験ダイビングやライセンス取得に挑戦する留学生も多いため、非常にリアルな注意喚起になります。
✍️ 一言: 「マルタやゴゾ島は世界的なダイビングの聖地で、留学中にライセンス(PADIなど)を日本より格安で取得する学生さんもたくさんいます。しかし、海を楽しむ裏には常に危険があることを忘れてはいけません。
先日も、ゴゾ島沖でダイバーが深刻なトラブルになり、マルタ軍のヘリコプターが急行して吊り上げ救助されるという大がかりな事故がありました。 ダイビング前日の深酒(お酒の飲みすぎ)や睡眠不足、体調不良のまま潜ることは絶対にNGです。また、浮上のルールを守らないと『減圧症』という恐ろしい病気になり、最悪の場合後遺症が残ることもあります。
信頼できるダイビングショップ(インストラクター)を選び、体調を万全にして、マルタの美しい沈没船や海底の世界を安全に楽しんでくださいね!」